アクチン研究の今
アクチン研究の今
12/12-13の2日間、名古屋大学ES総合館において、リーディングプログラム主催国際シンポジウムNow in actin study: Motor protein research reaching a new stage-アクチン研究の今:新たなステージを迎えるモータータンパク質研究-が開催されました。アクチンは、は虫類、鳥類、ほ乳類の全てでその配列に1残基の変化もないこと、細胞内の蛋白質質量の10%をしめるといわれている真核生物にとって非常に重要な蛋白質です。その役割は多岐にわたり、世界中で精力的に研究が進められています。名古屋大学と関係の深い先生方が、アクチン研究の初期に多大な功績を挙げられており、名古屋大学と歴史的にも関係の深い蛋白質でもあります。本シンポジウムでは、アクチンの構造、動態、細胞内挙動など、多くの分野から国内外の演者を集めて、この古くて新しいアクチン研究の最先端を楽しんでもらいたいと企画されました。このシンポジウムは、本年1月に亡くなられた朝倉昌先生、昨年4月に亡くなられた葛西道生先生の追悼の意味もこめたいと大沢文夫先生から開催のとっかかりの提案を頂きました。開催日程が12月10日の大沢先生お誕生日と近いということで、94歳のお祝いもさせて頂きました。