九州大学医学部の林哲也先生に大学院生向け集中講義に来ていただきました。本間先生が古くからのお知り合いということで、昔話に花も咲かせていました。今回は、「次世代シーケンサーがもたらす細菌ゲノム研究の進展」という題で、セミナーをやっていただき、多くの方に聞きに来ていただきました。
生物物理学会が、岡山大学で、沈先生が大会実行委員長として開催されました。水害のこともあり、心配しましたが、ポスター会場の狭さと講演会場への出入りのしにくさには、不満もありましたが、他は問題なくうまく運営されていたと思います。小嶋さんが中根さんとオーガナイザーで行ったシンポジウムも、聴衆が多く、活気があって良かったと思いました。次年度は、大阪大学の永井先生が、実行委員長で、なぜか宮崎での開催です。データを沢山出して、参加しましょう!
今年度採択された新領域、発動分子科学のキックオフとなる第79回岡崎コンファレンス「Synthetic, Biological, and Hybrid Molecular Engines」が、8月31日‐9月2日に、世話人:金原数(東京工業大学)、飯野亮太(分子科学研究所)で開催されました。本間先生と小嶋先生が申請した新領域は不採択だったので、公募に応募する気満々の小嶋先生と本間先生は、ポスター発表を申し込んで参加しました。2人の申請したものと、コンセプトはかなり重複していたので、ちょっと複雑な気持ちにもなりました。しかし、新しく合成した化合物の生物への応用という点では、面白い結果が出始めて、発展性のある分野と感じさせられました。
暑いうだるような日、中間発表会が行われました。今年から、大学院入試の試験日がはやくなったので、4年生は、勉強をしてもらっていましたが、発表はやってもらいました。また、エール大学に行っている錦野さんは、スカイプ参加で、発表もしました。さすがに、最後は眠そうでしたが。現在、大阪大学今田研の博士研究員である竹川さんも、本間研と共同研究しているということで、参加発表しました。そして、恒例ですが、卒業生から頂いたお中元で、おやつタイムをとりました。打ち上げは、本山の萬鳥商店で行われました。8月に帰ってしまうアルゼンチンからの短期留学生のFlorenciaさんの送別会も兼ねました。
Bakerさんが、横浜で開催されている、SMBE(Society for Molecular Biology & Evolution)の国際学会に学生と参加している中、名古屋に来てくれました。彼はオーストラリアにて最近独立したばかりの研究者で、構造生物学・生物物理学が専門です。少し前に細菌べん毛モーター基部を構成するFliGタンパク質が回転子リング内でどのように並ぶのか、立体構造や架橋にて検討した論文を発表しました。セミナーでは、彼がこれまで取り組んできた細菌べん毛フィラメントや回転子の構築機構の解明に向けた研究についてご講演してもらいました。歓迎会で、彼がフェンシングの国の代表選手であったことが明らかになり、皆が驚きました。
京都大学医学研究科の櫻井武さんに、大学院集中講義で、神経生物学の基礎を講義してもらいました。本間先生がなんでホストかというと、本間先生が米国から名古屋大学医学部医真菌研究部門の講師として赴任したときに、隣の癌研究部門の大学院の学生だったことから、親交があり、いまだに交流があります。米国のコロンビア大学でも教えているということなので、今回、G30の学生の為に英語の講義は必要だということで、お願いしました。お礼に、本間先生が食べたいということで、ステーキハウスにに行きました。
生化学会中部支部会が、5/19(土)に愛知工業大学の北出幸夫先生が世話人で行われました。北出先生が、岐阜大学から移られた関係で、参加者の便などを考えて、場所を決めたとのことです。名古屋大学からは、渋滞がなければ、車で1時間15分くらいで、行けてしまいます。シンポジウムも濡木先生などのCRISPR-Casの話もあり、大盛況でした。次年度は、人見先生が名古屋で開催されます。負けないように、素晴らしい会にしたいものです。
今年の花見は、桜の花が散っていくその下での花見となりました。花が散ってしまって、葉桜見物になるのかと心配しましたが、大丈夫でした。非常に暖かく、半袖で十分なくらいでした。いつもは4年生の歓迎ということで、自己紹介が恒例でしたが、すでに、12月から配属されて一度やっているので、無しでした。本間先生はお酒が飲めないので、皆の反対を押し切って、お土産のアルゼンチンからのワインをほんの一口だけ味見をしました。