会長・理事長挨拶

過去の会長・理事長挨拶(2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度


会長挨拶

2023年度 名大鏡友会会長
本多 裕之(化学生命工学科 副学科長)


 名大鏡友会会員の皆様におかれましては、時下ますますご清祥のことと存じます。日頃より化学生命工学科の活動にご支援賜り、心より御礼申し上げます。本年度学科長の薩摩先生が本会の理事長に就いておられますので、生命分子工学専攻長で副学科長の私が会長を拝命することとなりました。
 本年度のノーベル生理学・医学賞にコロナワクチンのmRNAワクチンの開発に貢献されたカタリン・カリコ博士とドリュー・ワイスマン博士が受賞されました。今回の受賞でコロナ禍の収束が宣言されたと取ることができます。コロナ感染が原因でお亡くなりになられた方、ワクチン接種の副作用で健康被害にあわれた方がおられることは、重々心に留め置かないといけないことですが、一方で、どんな時でも人類は大きな災厄を乗り越えていかないといけないと強く感じます。
 大学の研究や講義もコロナ禍前の状況に戻り、学会等も対面で行われ、活発な意見交換がいたるところで行われています。距離を詰めて、触れ合える空間で、密に対話することの重要性を改めて感じるとともに、研究・教育が滞りなくできることの喜び、柔軟な思考と日々の確かな歩みの大切さに思い至ります。
 多忙な日常が戻ってきましたが、昨年度も複数の教員の方が栄転され、また新たに加わられました。2022年度は学士103名、修士96名、博士10名が卒業し、99名の新入生が入学してまいりました。これからも多くの優秀な人材を育てていけるよう、教育・研究に邁進してまいる所存です。今後とも、化学生命工学科をご支援くださいますようお願い申し上げます。

副理事長挨拶

2023年度 名大鏡友会理事長
薩摩 篤(S59)(理事長就任 2023.1)


 本年度より理事長を仰せつかりました薩摩です。鏡友会の現在の課題は収入減に対応するための運営の改革。おかげさまで寄付金はコンスタントにいただいているものの、会費納入額は数年で半減する勢いで落ちています。コロナ禍で学生向けのサービス(新入生歓迎会、ソフトボール大会援助)ができず、同窓会に対する意識が薄れてしまったことが大きいと思われます。卒研生の配属が4月上旬から3月上旬に移行したため、これまでのような新入生歓迎会が不可能となったことから、会費に頼った運営を根本から見直す必要に迫られました。
 5月の総会でお認めいただいた改革の内容は、(1)会報オンライン化とそれに伴う会費納入方法の変更、(2)名簿管理の全学移管、(3)鏡友会サロンの廃止、(4)対面会議の費用は基本的に独立採算。一番大きい変化が、会報のオンライン化です。会報の印刷と送付は同窓会の支出の大半を占めています。ここをオンライン化してHPからのpdfダウンロード方式に変更することにより、支出の大幅減を目指しています。なお、冊子体を希望される同窓生の皆様には従来と同じ2000円の会費納入でお送り致します。ただ、印刷前に希望者の数を把握しなければいけないため、会費納入は会報送付前の期間となりますことをご了承ください。緊縮財政の中、サロンの廃止や、オンライン総会(2023年)などお金のかかる事業を避けて運営する傾向にありますが、片方で財政を絞りながらもう一方で財布のひもを緩めるような器用なことはできませんので、合理化が軌道に乗るまでの数年間はご容赦ください。