研究室だより

過去の研究室だより(2020年度2019年度2018年度

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有機・高分子化学専攻応用物質化学専攻生命分子工学専攻創薬科学研究科 基盤創薬学専攻

有機・高分子化学専攻 有機化学講座 有機構造化学(忍久保研)
忍久保 洋、辛 知映、三宅 由寛、福井 識人

研究室の近況

 今年度は学部4年生5名が新たに加わり、総勢28名となりました。しかし、春から新型コロナウィルスの影響で研究活動は大幅に制限されました。その分自粛期間中はオンラインで大学院向けの教科書を使った勉強会を行ったり、4年生、M1を中心に過去の忍久保研の論文を読んだりしていました。研究室全員で教科書にある知見や研究の背景の復習を行うことができ、今後の研究に生かしたいと考えています。
 今年も引き続き共同研究も増え、異分野とのコラボレーションもますます進んでいます。また、今まで行ってきた研究が次々と形になり、論文として報告することができました。今年は様々な学会の現地開催が中止となりましたが、その分今後開催されるオンライン学会では積極的に議論に参加していこうと思っています。飲み会やイベントは行うことはできていませんが、研究室の雰囲気は変わらず、元気に過ごしています。卒業生の皆様も大変な時期をお過ごしかと思います。落ち着いた頃に名古屋にお越しの場合は、是非お気軽にお立ち寄りください。

有機・高分子化学専攻 有機化学講座 有機元素化学(山下研)
山下 誠、伊藤 淳一、中野 遼

博士誕生・鈴木助教ご栄転など

 研究室が名古屋で本格始動して4年目に入りました。現在の研究室構成員はスタッフ4名(教員3名・秘書1名)学生19名(博士5名・修士10名・学部4名)で、9月に修士1名が修了・11月に博士研究員が1名着任、が予定されています。2020年春には名古屋大学へ移ってきて初めての博士2名(秋山・杉田)も誕生しました。中央大時代に当研究室で博士号を取得した浅見・仲村に続いて社会でも活躍することを期待しています。その前後で森迫研究員が筑波大学・助教へ着任するとともに、鈴木助教が山口東京理科大学・講師へとご栄転、鈴木研究室を運営することとなりました。2名とも己の化学を確立してくれることと信じています。
 今年はコロナ渦のためセミナーを全てオンラインでZoom開催としており、実験室の密度を上げないように注力しながら研究活動を継続しています。これまでと同様に面白い化学を進めながら良い論文を出しつつも、在籍している学生が最大限に成長できる研究室を目指して行きます。コロナウイルス対策を行った上で卒業生のみなさんも研究室に遊びに来て、後輩にいろいろ教えてあげてください。
 年度末には名古屋にて研究室設立10年の同窓会を行いたいと考えていますが、コロナの状況次第ですね。メーリングリストで連絡しますので見逃さないようにしてください。

有機・高分子化学専攻 有機化学講座 有機反応化学(大井研)
大井 貴史、浦口 大輔、大松 亨介、荒巻 吉孝、山野本 健

大井研メンバーは変わらず元気です

  卒業生の皆様、いかがお過ごしでしょうか。今年度の新メンバーとして修士1年生の内田くん、4年生の小島くん、田浦くん、野村くん、藤森さん、前川くんが加わりました。コロナ禍の影響で環境が激変し、多くの制限がかかる状況が続いていますが、そんな中でも、新メンバーとともに笑いの絶えない雰囲気のなかで楽しく毎日を過ごしています。
 研究面では、上岡くん、田中くん、木津くん、高橋さんらのキラルボレートイオンに関する論文がAngew.Chem. Int. Ed誌に掲載され、多くの注目を集めました。また、今泉くん、堀田さんらの論文をはじめとする多くの成果が学会誌の表紙を飾りました。いずれも、触媒分子や反応に対する想いが込められたユニークなイラストになっていますので、ぜひ一度ご覧いただければと思います。また、今年度の大きなニュースとして、浦口先生が11月に北海道大学の教授としてご栄転されることになりました。益々のご活躍を期待したいと思います。
 日々、様々な刺激を受けてアクティブに活躍するメンバー達の様子を見に、ぜひ研究室に遊びに来てください。突然の訪問も大歓迎です。

有機・高分子化学専攻 有機化学講座 触媒有機合成学(石原研)
石原 一彰、ウヤヌク ムハメット

研究室の学び方改革

 2020年1月、堀部貴大特任助教が中外製薬に転出、4月には波多野学准教授が神戸薬科大学教授に栄転となり、5月にはウヤヌクムハメット助教が准教授に昇進。
 現在、助教ポストが欠員だが、2021年4月には補充の予定。そのため、今年度は二人で研究室を切り盛りしている。Covid-19対策で、研究室の全体ミーティングや学年別勉強会を土曜日に集中させ、オンライン方式に切り替えることで、テレワークできる日を設けた。さらに、月—金のコアタイムを30分延長し、月二回の土曜休みを実現。これらの学び方改革によって、これまでの「教育の質」は維持しつつ、休日を増やすことができており、Covid-19の収束・終息後も続けたい。また、研究室のウェブサイト(https://www.ishihara-lab.net/)も強化。「スタッフ・メンバー」のページから所属学生各々のプロフィール・業績リストを閲覧できるようにして、自己アピールの機会を増やした。また、「教育・研究理念」のページを充実させ、石原教授の世界観とも言える、「座右の銘」、「研究の流儀」、「教える環境から育てる環境へ」、「大学で学ぶ価値」、「卒業生に贈る言葉」を公開。一般向けに研究室紹介記事「注目の大学研究室(Technologist's Magazine)」、「キラル研究開発(日刊工業新聞連載)」を公開。中学生・高校生向けに動画「酸塩基複合化学を基盤とする高機能触媒の設計(前半:講義、後半:実験室紹介)」、「触媒ってなに?」、「ヨウ素触媒を用いる過酸化水素の分解反応」、「ヨウ素の力」を公開。

有機・高分子化学専攻 高分子化学講座 高分子物性学(高野G)
高野 敦志、野呂 篤史

新たな門出

 卒業生はじめ関係者の皆様、お元気でお過ごしでしょうか。本年3月、これまで20年以上にわたり研究室を支えてこられました松下裕秀先生が定年退職し、私たちの研究グループは高野と野呂講師のスタッフ二人体制で新たな門出を迎えました。現在の配属学生は学部4年生3名、修士学生4名、そして博士学生1名の8名です。これに研究員4名と秘書1名を加え、合計13名です。本年度は新型コロナウイルスの影響で4、5月は全員自宅待機からスタートしたため、研究・教育活動は大きな遅れをとりましたが、現在それを取り戻すべく、構成員一同毎日元気に活動しております。研究面では、これまでの研究を継承して、ブロック共重合体を利用したモルフォロジー制御に加え、高野はいろいろなモデル高分子の精密合成と物性探求、野呂講師は超分子ポリマーの応用から新規プロトン伝導膜の調製など精力的に取り組んでいます。一方、写真の通り、研究室発足以来はじめて女性人口が男性を上回り、ずいぶん研究室の雰囲気も変化しました。そして(現在も新型コロナウイルスの影響で自粛中ですが)ソフトボールなど多人数のチームプレーが必要なスポーツでは苦戦を強いられそうです。このように今までよりも研究室はこじんまりとした体制になりましたが、皆、元気でやっております。名古屋へお越しの際は、是非研究室にお立ち寄り下さい。

有機・高分子化学専攻 高分子化学講座 機能高分子化学(上垣外研)
上垣外 正己、内山 峰人

皆さん、お元気ですか?

 今年は大変な日々が続いておりますが、卒業生の皆さん、お元気でお過ごしでしょうか?研究室は一時期、実験は完全にストップし、研究室活動はオンラインでの雑誌会・勉強会に限られていました。現在、9月末ですが、気をつけながら実験を行える状況となっています。
 このような状況の中、メンバーは、重合反応、高分子合成と機能に関する研究に日々取り組んでおり、面白い成果がそれぞれ得られてきています。スタッフは、4月から内山助教が講師に昇任し、事務員の国枝さんで頑張っています。学生は、D3が2名、M2が5名、M1が5名、B4が5名で、合計20名の所帯です。集合写真として、Zoomを使った雑誌会の写真を添付します。
 学会は、国内・海外問わず中止或いはオンライン開催に変更となり、現地で参加する機会がなく残念な状況です。このような中でも、高分子討論会はオンラインで、M1以上の学生は全員発表し、通信トラブルも経験しながら大変貴重な機会となりました。
 研究室の各種コンパに加え、学科のスポーツ行事も行えておらず、息抜きの機会も少ないですが、何とか皆で支え合って頑張っています。研究室のホームページは、ゆっくりではありますが、ニュースや写真、研究成果などアップしていますので、ご覧ください。また、オンラインでも構いませんし、お会いできる機会があればと思います。
 大変な状況が続きますが、皆さんお元気でお過ごしください。

有機・高分子化学専攻 高分子化学講座 高分子組織化学(関研)
関 隆広、竹岡 敬和、原 光生

コロナ禍での我慢の日々と朗報

 卒業生の皆様いかがお過ごしでしょうか。この研究室だよりを執筆している頃(夏)は、本来であれば東京2020オリンピックで世界中が盛り上がりをみせるはずでしたが、コロナ禍で我慢の日々が続くとは想像もつきませんでしたね。さて、新しい生活様式の実践が求められる中、関研究室も3密回避のために工夫しています。例えば、ゼミや論文紹介はslackを活用しています。対面のデスクワーク机にはアクリル板を設けました。学会は、なんとオンライン開催に移行する流れです。とはいえ、やはり対面で議論するに越したことはありません。毎年恒例の学科スポーツ大会、研究室旅行の実施も当分無理でしょうし、早く元の日常に戻ってほしいものです。
 コロナ禍においても嬉しいニュースがありました。それは、永野先生が4月から立教大学にご栄転されたことです。ご栄転祝賀会の開催案内を皆様にご連絡しましたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延にともない、祝賀会をまだ開催できておりません。開催が可能になりましたら改めてご連絡しますので、どうかその時を楽しみにしていてください。このような情勢ですので「研究室に気軽に遊びに来てください。」とは書きづらい雰囲気ですが、研究室のホームページはコロナ禍でも更新を続けます。最新の論文や受賞情報を発信しますので、たまにはチェックしてみてください。希望の声が多ければオンライン同窓会も企画しますので、ぜひ皆様の声をお聞かせください。

有機・高分子化学専攻 高分子化学講座 超分子・高分子化学(八島研)
八島 栄次、井改 知幸、田浦 大輔、鈴木 望

八島研!新体制2年目を迎えて!

 元号が平成から令和に変わるタイミングで八島研も発足から21年目を迎え、新体制で研究活動をスタートした昨年でしたが、今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で日々の生活は様変わりしました。研究室の雑誌会やリサーチセミナーもオンラインで行っており、対面での交流には配慮が必要な現状ではありますが、学生、スタッフ共々、元気に日々研究に邁進しています。嬉しいことに、4月から4年生5名と修士1年生1名が新たに八島研に加わり、4年生5名全員が見事に大学院入試に合格し、次年度から八島研の修士課程に進学します。是非、添付の写真をご覧ください。
 残念なこととして、今年度は毎年恒例のOD会のソフトボール大会や研究室の講座旅行などの行事を止む終えず自粛することになり、諸先輩方が成し遂げてこられた「優勝」の2文字の復活に挑戦することもできず、また八島研のお家芸とも言える、新入生の洗練された素晴らしいパフォーマンスを観賞する機会もなくなり、少し寂しく思います。
 嬉しいニュースとして、八島栄次先生が、台湾国立精華大学より、栄誉あるHonorary Chair Professorship(栄誉講座教授)の称号を令和元年9月に授与されました。また、毎年ではありますが、来週に控えたノーベル化学賞受賞者の発表日を、今年こそは岡本佳男先生と、とても楽しみにしています。
 コロナが収束した暁には、皆様と年末恒例の同窓会等でお会いできますことを楽しみしています。皆様のご健康とご活躍を祈念しております。

応用物質化学専攻 応用物理化学講座 理論・計算化学(篠田G)
篠田 渉、藤本 和士、浦野 諒

岡崎先生が退職されました。

 2020年3月を持ちまして、12年間名古屋大学で研究・教鞭をとられてきました岡崎先生が退職されました。岡崎先生が計算化学の分野で多くの業績を残されていることは、皆さんご存知のことと思いますが、これらの研究はひとえに携わってくださった卒業生の皆さんのおかげです。4月より岡崎先生は東京大学の方移られ、現在でも第一線で研究を頑張られております。
 この4月より、研究室は篠田・藤本・浦野の3名体制で運営しております。皆さんが頑張ってくださいました研究を発展させ、新しい研究テーマも立ち上がりこれまで以上に切磋琢磨しております。後輩の指導も兼ねて気軽に研究室の様子を見に来てください。

応用物質化学専攻 応用物理化学講座 触媒設計学(薩摩研)
薩摩 篤、沢邊 恭一、織田 晃

コロナ禍での研究活動

 本年度は3月初旬に新4年生の配属分けが決まったものの、新型コロナウイルス対策で新4年生の実際の登場は5月下旬までお預けとなった。4月中旬から1ヶ月間は、学生の登校禁止措置で実験が進められなかったため、「怒濤のゼミ期間」と題してチャットを利用したゼミを1日おきに実施して切り抜けた。5月下旬に実験を再開してからは「メリハリを付けて実験」ということで、実験組は2交代制や3交代制、計算組はリモートと工夫しながら実験室の密を避けて研究を進めている。とはいうものの、いつも研究室メンバーの力の根源とストレス発散の場となっているソフトボールやコンパは封印され、やや悶々とした中で研究を進めている。コロナ禍で研究の進捗に制約はあるものの、学会発表やプロジェクトの進捗報告は予定通りのスケジュールでやってくる。もちろん学会や報告会は全てオンライン。今週の触媒討論会はZoomで講演会、Remoで懇親会だそうである。9月はやや落ち着いているものの、冬になるとインフルエンザとタッグを組んで第3波がくるかもしれないため、実験組は「今のうちに」収穫を急いで刈り取っているところである。

応用物質化学専攻 応用物理化学講座 材料設計化学(鳥本研)
鳥本 司、鈴木 秀士、亀山 達矢

ICT時代の研究体制を整備。

 鳥本研究室は、2005年4月に発足しました。2017年度の改組後も変わらず、フレッシュな気持で研究活動を続けています。現在の研究室の構成は、教員3名(教授:鳥本 司、准教授:鈴木秀士、助教:亀山達矢)、VBL中核的研究機関研究員1名(秋吉一孝)、技術補佐員4名、学生16名です。今年度は、新型コロナウィルス感染症によって、わたしたちの研究活動も大きく影響を受けました。4〜5月はICTを活用したオンライン研究室セミナーを中心に活動し、6月以降も感染防止を心がけて研究活動を行ってきました。ICTによるディスカッションは、はじめは相手との距離感に戸惑いがありましたが、次第に対面式とはまた違った活発で深い議論が交わされるようになりました。もちろん新歓コンパもオンラインで行いました。下の写真は、第一回オンライン乾杯の瞬間を捉えた一枚です。
 研究活動は、研究室発足以来のテーマである(1)新規多元系半導体ナノ粒子の創製と光エネルギー変換への応用、(2)イオン液体/金属スパッタリングによる複合金属ナノ粒子の作製と機能材料開発の2つを軸に行っています。最近は、生体利用応用などの研究に厚みが増し、一味違う研究展開が次々生まれています。卒業生の皆さん、名古屋にお越しの際は、お気軽に是非お立ち寄りください。 

応用物質化学専攻 固体化学講座 構造機能化学 (松田研)
松田 亮太郎、日下 心平

大所帯になってきました

 卒業生の皆さん、お元気ですか?研究室の立ち上げから一緒に活動してきた堀彰宏助教が2020年7月末日で退職し、自ら立ち上げたベンチャー企業に移られました。今後も堀先生とは共同研究を行っていく予定です。研究室では、引き続きナノポーラス金属錯体を対象に研究を行っています。現在、教員(2名)、D3(1名)、D2(2名)、D1(2名)、M2(5名)、M1(7名)、B4(5名)の合計24名と大所帯になりました。またGTRプログラムへ新たに根喜田君が参加し、合計7名が博士号取得を目指しています。昨年は、先端国際研究ユニット反応インフォグラフィーの合同ラボを立ち上げた他、IB館には新たにin situ熱測定が可能な装置を導入し、研究環境は大変充実してきました。その反面かなり手狭になってきてしまって、効率的な配置を常に考えています。対外的な研究発表として、中嶋君と藤村君の研究(MOF中の分子運動・光分子捕捉)をそれぞれ論文発表することができました。成果発表も活発に行い、日本吸着学会研究発表会では、米津君と増田さん、小寺君がポスター賞を受賞しました。その他米津君の修士論文研究が東海支部長賞を受賞し、松田教授は日本学術振興会賞を受賞しました。コロナが落ち着きましたら恒例の研究室旅行も行うつもりですので、卒業生の皆さんもぜひ遊びに来てください。 

応用物質化学専攻 固体化学講座 機能材料化学(大槻研)
大槻 主税、中村 仁

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に対応しながらの研究活動

 2020年度は、COVID-19に対応しながらの研究室活動になりました。新4年生が研究室に配属されてすぐにWebでのセミナーとなり、1ヶ月ほど研究室が静かになってしまいました。5月半ばから徐々に研究室での活動が再開しました。実験ができないとなかなか活気でませんが、COVID-19の影響で、学生諸氏は活動時間を考えながら、より効率的に勉学に取り組んでいるようです。
 2020年4月に、准教授の鳴瀧彩絵 先生が本学大学院工学研究科エネルギー理工学専攻の教授としてご栄転されました。引き続き共同研究で、生体や環境に働きかけ調和する機能材料の創成を目指して、教育研究を進めております。鳴瀧先生のご栄転で研究室の装置や設備が変わりつつあります。特に、無機層状化合物と有機分子を組み合わせた複合材料の合成とその医用材料応用に関する研究を進めるための装置を配置し直しました。有機分子で修飾したセラミックスの微粒子の合成や、セラミックスの表面改質のための多様なセラミックスプロセッシング装置を駆使して、日々の研究に取り組んでいます。さらに、哺乳類細胞培養スペース、抗菌試験のためのP1実験スペースを利用して、原子レベルから材料開発を考えられる体制です。学生はそれぞれ独自のテーマに取り組みながらも、セラミックスから生体分子まで、幅広い素材に関する知識と経験を身につけていきます。
 2020年4月で研究室設立から14年目を迎えました。先輩の面倒見がよく、卒業生同士や、卒業生と現役生の交流が長く続いているのは、大槻研究室の伝統となってきています。お近くにお越しの際には、ぜひ大槻研究室にお立ち寄りください。

応用物質化学専攻 固体化学講座 多孔材料化学(中西研)
中西 和樹、長谷川 丈二

中西研、本格始動!?

 2019年1月に教授1名から始まった中西研ですが、1年半が経過してB4、M1、M2の各学年の学生が揃い、徐々に研究室らしくなってきました。2019年11月には、九州大学から長谷川特任准教授が着任し、急ピッチで実験室の整備が進んでいます。「多孔材料化学グループ」にもかかわらず、焼結セラミックスに関する実験装置が多数導入されていることはさておき、ようやく研究活動を開始できる環境が整ってきました。今後、セラミックス材料の開発とその分離・触媒・エネルギー貯蔵分野における基礎および応用研究を精力的に進めていく予定です。
 研究以外では、ようやく人数がそろい、ソフトボール大会で大旋風を巻き起こそうと意気込んでいたところ、今年は無念の中止となり研究室一同落ち込んでいたのですが、その後、大会にエントリーがされていなかった事実が明らかになり・・・ 来年は、まずは出場権の獲得を目指し、エントリーの方法を調べるところから始めます!
 まだまだ駆け出しの域を出ておりませんが、これから少しずつ研究室の歴史と伝統を作っていく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

応用物質化学専攻 固体化学講座 機能物質工学(長田研)
長田 実、小林 亮、山本 瑛祐

長田研キックオフからの近況

 2018年1月に長田研がキックオフしてから、早くも2年半が経ちました。私たちの研究室では、分子レベルの薄さの無機ナノ物質(ナノシート)に注目し、新しい機能のナノシートの開発とその電子材料、エネルギー材料への応用を進めております。現在の研究室の構成は、教員3名、事務補佐員1名、技術補佐員1名、博士3名、修士2年4名、修士1年5名、学部4年5名の計22名となり、研究室一丸となって良い研究活動ができるように日々努力しています。特に最近のコロナ禍で色々と大変なこともありますが、オンラインミーティングなどを活用しつつ研究をしっかりと進めているところです。研究以外でも、学生達は普段から和気藹々と楽しく過ごしており、昨年12月のサッカー大会ではついに優勝しました。今年はゼミ旅行などには行くことができず残念ではありましたが、ホームページでは色々な研究室の情報を掲載する予定ですので、是非見守って頂ければと思います。

応用物質化学専攻攻 固体化学講座 ラジカル化学(熊谷G)
熊谷 純

社会に役立つ放射線化学・光化学研究へ

 卒業生の皆様、いかがお過ごしでしょうか。研究室メンバーは、教職員が,熊谷 純 准教授・原田 勝可 客員教授・今井 重文 技師・津田 泰志 招聘教員(東邦金属(株))の4名,学生は堀之内克好 (M2)、立石 顕也 (M1)、家根 涼太朗,細見 奎輔(B4)の4名です.熊谷研となって初めて4年生が複数配属となりましたが,細見君は部活動に注力するとのことで,実質,例年と同様に各学年1名の構成となっております.3月に修士終了した福島秀哉君は(株)トヨタエネジーソリューションズへ,学部を卒業した小林陽介君はゲンキー株式会社へそれぞれ就職しております.
 どこの研究室だよりでも,新型コロナウイルスによる研究への影響のことが書かれていると思いますが,人数的に密にならない当研究室でも,春学期中の雑誌会やゼミは全てオンラインで行ないました.秋学期になって,卒業・修了研究の実験やゼミは通常通り再開しておりますが,学生の中にはまだ登校を再開できない者もいて,中々平常には戻れない状況です.
 研究面では、昨年修了した福島君がエクソソームに着目した放射線生物学研究で素晴らしい成果を残してくれました.熊谷が実験を引き継ぎ,細胞種を増やして再現性の確認するなど,論文にするための補完を進めてきました.福島君の在籍時とESRの解析内容が大幅に変わりましたが,もう少しで論文にできそうです.放射線化学の基礎研究となる氷や水和物の放射線分解研究では,M2の堀之内君が少しずつ結果を増やしてきており,安全な低レベル廃棄物の地下処分に資する成果となっていきそうです.(株)太平洋コンサルタントとのセメント照射効果に関する研究も継続中です。光触媒研究は新4年生の家根君にバトンタッチしましたが,まだ実験を始めたばかりで,LHeクライオスタットを使ったESR実験に愕然としており,データのセーブも忘れてしまう状況です.ここからどこまで成長するのか楽しみです.東邦金属(株)とのタングステンメッシュを用いた放射線防護材料研究も複数の商品化を含めて順調に進んでおります.
 今年は研究室同窓会を対面で実施できませんが,卒業生の皆様と再会できる機会を祈念しております.オンライン同窓会を開催するかどうか検討中ですので,行う場合にはメール等で連絡致します.連絡先の変更があれば,熊谷か今井まで連絡を頂ければ幸いです.卒業生の皆様のご健康とご多幸を心より祈念申し上げます.

生命分子工学専攻 分子生命化学講座 ナノバイオ計測化学(馬場研)
馬場 嘉信、安井 隆雄、湯川 博、小野島 大介、嶋田 泰佑、有馬 彰秀

馬場研究室の近況報告

 卒業生の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。馬場研の近況をお知らせします。現在、D3が1名、D2が2名、D1が2名、M2が6名、M1が4名、B4が5名に、各スタッフを加えると合計34名の大所帯になります。本年度はコロナウイルス感染症の影響により、他方面で感染防止のための規制を設ける必要があり、難しい状況が続いております。生活面では、三密を避けるため、学生の居室を二カ所に分けるなどの対策を徹底して講じ、平穏を取り戻しつつあります。研究面では、年度初めは活動中断をやむを得ない状況になりましたが、再開後、ナノバイオデバイス開発を加速させつつあります。また、中間報告などのセミナーはオンラインを徹底しており、昨年度までとは全く異なる新たな形式で、活動しております。加えて、今年度は学会等もオンライン形式に変更され、毎年恒例のMicroTASも日本から参加する予定です。なお、研究面で得られた成果はホームページで報告しておりますので、QRコートからぜひご覧ください。
 研究室メンバー・研究内容の変遷に伴い、皆さんが卒業されてから研究室の様子も年々変化しております。コロナウイルス感染症により予断を許さない状況は続いておりますが、ご訪名の際は、お気軽に研究室に遊びに来てください。

生命分子工学専攻 分子生命化学講座 生体分子応用化学(村上研)
村上 裕、林 剛介、藤野 公茂

新型ウイルスに対する人工抗体開発がテレビ・新聞で紹介されました!

 当初考えていたよりも長く、新型コロナウイルスによる感染症の脅威が続き、研究室も3月後半から5月まではほとんど動いていませんでした。その中で、なにか役に立ちたいとの思いから、新型コロナウイルスへの人工抗体の作製を始めました。D3の近藤君に研究をお願いしたのですが、研究を始めてわずか4日後に「先生とれました。配列はこれです。」とデータを見せに来ました。そのあとはとんとん拍子で色々なデータが得られ、1ヶ月もかからずに論文投稿まで出来ました(ご存じのように、投稿から掲載までが長かったですが)。結果は、9月18日にScience Advancesに掲載され、研究室のメンバーもテレビ(NHKとCBC)や新聞(朝日、読売、日本経済新聞、中日、共同通信)に載ってうれしそうでした。色々な応用を試して、新型コロナだけでなく、新たなパンデミックに迅速に対応できるようにしようと研究を続けています。9月現在は研究室も順調に動いています。学会もほとんどがオンラインで行われ学生さんも参加しています。9月はじめの学会では、「化合物に対する人工抗体の作製」の結果でM2の都築君が英国王立化学会賞(ポスター1位の学生に贈られる賞)をもらっていました。ホームページにも情報を載せていますので、時間がある際に訪れていただければ幸いです(携帯電話にも対応しました)。
http://www.chembio.nagoya-u.ac.jp/labhp/bioanal2/

生命分子工学専攻 分子生命化学講座 生命超分子化学(浅沼研)
浅沼 浩之、樫田 啓、神谷 由紀子、村山 恵司

—DNAを超え、超核酸へ—

 2020年度の浅沼研究室は4名の新4年生を迎え、D3 1名、D2 1名、D1 2名、M2 5名、M1 7名とスタッフ(5名)を含めた25名で研究・教育活動を行っております。名大に着任した頃は、アゾベンゼンを導入した光応答性DNAの設計と応用が主たる研究でしたが、今では非環状型人工核酸(SNA, aTNA)の展開が研究の中心となっています。合成が得意でなかったためリボースを使いこなすことができず、当初は苦し紛れで非環状型ジオールを使っていました。しかし非環状ジオールに拘って研究を展開したところ予想を遥かに超えるポテンシャルを持っていることが判明しました。最近では、「神はなぜリボースを遺伝情報の担い手の骨格として選んだのか?」という根源的な課題にも挑戦しており、我々が開発した人工核酸で原始生命システム(人工核酸の複製・転写)を非酵素的に実現すべく研究に励んでおります。DNA(RNA)を冒涜することで、なぜDNA(RNA)だったのかという核酸の"神話の世界"が見えてくるかもしれません。
 OB・OGでこの研究室だよりを読みましたら、どうぞアポなしで結構ですので、遠慮なく冷やかしに来てください。

生命分子工学専攻 生命システム工学講座 化学遺伝学(清中研)
清中 茂樹、金岡 英徳、堂浦 智裕

研究室立ち上げ2年目です。

 2019年3月に清中が教授として着任しましたが、早いもので2年目に突入しました。研究室内の人事としては、2020年4月に、西島 謙一 准教授が名古屋大学大学院生命農学研究科 教授にご栄転されました。今後のさらなるご活躍を心より祈願いたします。2020年度の清中研究室のメンバーは、金岡助教、堂浦特任助教、草壁事務員、博士3年1名(研究指導委託)、修士2年4名、修士1年4名、学部4年5名となっております。研究室の情報に関しましては、ホームページを随時更新しておりますので、ご覧ください。http://www.chembio.nagoya-u.ac.jp/labhp/life1/index.html
 研究活動に関しましては、この1年間で、有機合成、生化学、遺伝子工学、細胞実験、動物実験と一連の研究内容が効率的に進められる実験環境が整いました。スタッフと学生が一丸となって、化学と生物の境界領域の研究を進めてきたいと思っています。
 今年はじめの新型コロナ感染症以降は、制限がかかる状況下で研究・教育活動を行うこととなりました。特に、大人数があつまる授業や学会に関しては全てオンライン開催となり、対面で接する機会や出張が激減しました。ただ、研究室の研究活動に関しましては、3密を防ぐ形で研究活動を進めております。卒業生の皆様も温かく見守っていただければ幸いです。

生命分子工学専攻 生命システム工学講座 生物化学工学(本多研)
本多 裕之、清水 一憲

Y染色体

 男性だ、女性だといっている時代は終焉を迎えています。学生と話をしていると、男らしさ、女らしさという感覚もかなり薄められてきたと実感します。10月からNHKのヒューマニエンスという新番組が始まりました。初回は性決定。男性だけが持っているY染色体はX染色体に比べてずいぶん小さく、変異が蓄積すれば失われる運命にあるそうです。Y染色体上のSRY遺伝子が性決定スイッチを押して雌から雄が生まれる。ただそのためだけの遺伝子なので、その役割をほかの染色体上で担えば、いよいよいらなくなるとのこと。進化した人類は単為生殖も可能になるのではないか。すでにそういう哺乳類もいるのだそうです。おもしろい。知らないことがたくさんあるから生命システムは面白い。今後、むしろ問題になるのは人間らしさかもしれません。考えることをしなくなってきた学生が増えてきている気がしてなりません。なぜでしょう。優秀な名古屋大学の学生に、日本を、あるいは世界を引っ張るリーダーになってほしいのですが・・・。
 今年も4名の4年生が加わりました。写真はオンラインゼミの様子ですが、コロナ禍が終息模様になり、研究室で実験に打ち込む姿にエネルギーをもらいます。
 清水先生が秋の生物工学会で照井賞を受賞されました!受賞題目は「微細加工デバイスを用いた培養骨格筋細胞の機能発現と評価に関する研究」です。この分野のリーダーとしてますます頑張ってくれると思います。
 お近くにお越しの節は是非お立ち寄りを。

生命分子工学専攻 生命システム工学講座 分子生命環境プロセス(堀研)
堀 克敏、鈴木 淳巨、中谷 肇、石川 聖人、Chen Yan-Yu

研究室の近況

 研究室も今年で10年目を迎え、4年生4名、修士学生7名、博士学生3名、教職員7名、研究サポート2名、秘書2名の計25名体制となりました。
 今年度は、コロナ禍で研究室の教育研究活動も大きな影響を受けざるを得ませんでした。しかし、研究室では、科学でコロナウイルスに立ち向かうための研究活動に着手しました。
 まず、従来、不織布について共同研究を実施してきた三井化学と、次世代マスクの研究開発に着手しました。マスクにも化学、バイオの視点が満載されています。例えば、不織布はウイルス粒子を分子間力によりトラップします。遮断率の測定には、実際のバクテリアやウイルスが使用されます。プラスチックゴミ問題に対応するため、交換性の不織布に、生分解性樹脂製のマスク躯体を組み合わせる形式としました。開発は順調に進み、9月から開発第一号にあたる3次元マスク『θ(シータ)』を、堀研発ベンチャーのフレンドマイクローブ社から販売開始しております。詳細を現時点でお知らせすることはできませんが、研究室では、マスク以外にも新型ウイルス対策技術に向けた研究開発を進めています。
 コロナ禍の中でも、D1の野場君が生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を受賞するなど、嬉しいニュースもありました。複数の大型の研究プログラムにも採択されました。今後も、基礎と応用の両面で活発な研究教育活動を展開していきますので、皆様のご支援ご協力をお願い致します。

生命分子工学専攻 生命システム工学講座 構造生物工学(杉本G)
杉本 泰伸、永江 峰幸

生体高分子の構造と生命現象との関係の理解をめざして

 当研究室はシンクロトロン光研究センター兼担の教員が化学生命の学生さんたちと共に研究に励んでおります。現在は全員でも教員2名と学生2名という小さな単位で、単結晶構造解析や小角散乱といった、X線回折を利用した生体高分子の構造解析と解析法の研究を、大学内とあいちシンクトロン光センターに通いながら進めております。このような、放射光ビームラインと関われるという特長を生かしたサイエンスが我々の目指すところです。今年度はご多分に漏れず、年度初めよりコロナウィルスによる騒ぎでどうなることかと心配されましたが、ネットワークを通した研究打ち合わせや研究室ゼミを行い、小規模ゆえにこれまではあまり気にしていなかった研究室内のチームコラボレーションツールなどもこれを機に充実させることができ、夏からの本格的な実験再開に役立ちました。
 これからも放射光を利用した構造解析を進める研究室として努力してまいります。卒業生の皆様もお近くにお越しの際はお立ち寄りください。

基盤創薬学専攻 創薬有機化学講座 分子設計化学分野(山本研)
山本 芳彦、澁谷 正俊、安井 猛

研究室の紹介と近況

 卒業生の皆様、いかがお過ごしでしょうか。本研究室では、有機合成化学を基盤として、創薬につながる新規生理活性分子の設計、ならびにその合理的合成プロセスの創出を両輪とする創造的研究・教育を行っています。大学院生は創薬科学研究科の所属ですが、工学部から毎年3名の化学系学部4年生を受け入れています。現在の研究室には、D1が1名、M2が5名、M1が5名所属しており、新型コロナウイルスにも負けず、精力的に研究活動を続けています。お近くにお越しの際は、是非研究室にもお立ち寄り下さい。

基盤創薬学専攻 創薬生物科学講座 細胞分子情報学分野(加藤研)
加藤 竜司、蟹江 慧

コロナと戦うデータ解析系研究

 2020年は、どこの研究室もそうだと思いますがコロナ対策に慌ただしい1年となりました。兼担として学部3年生の講義として担当させて頂いている「生物情報工学:データサイエンスへのイントロダクション」や「基礎セミナー」は大幅にいつもと違う講義体系や資料作りが必要となり、初めてのことに日々慌てて過ごした前半でした。生物情報工学の講義では、従来だと対面式で「このデータどう思う?」「ここの解析をどうやってみる?」と、頻度高く学生さんと討議するのを常としておりましたが、オンラインでは反応がわからず雲をつかむような一人芝居のような時間でした。学生実験においても、各学生を実際にラボに迎えることなく課題だけトライしてもらう異例の方式で、助教の先生方のご苦労がにじみ出ていたように思います。研究室は、何度か完全封鎖でシャットダウンしましたが、データ解析系研究室のありがたいところで、なんとかオンラインでもいろいろな解析に取り組むことができ、新しい言語を学生さんが腰を落ち着けてマスターする良い時間になりました。研究室としては、データ解析を通じたものづくりに燃える学部生がJoinしてくれ、創薬分野での工学技術・センスの重要性を発信できるようにがんばっていきたいと思っております。